こんにちは、UIUIです！
今回紹介する書籍はこちら。
『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』西野亮廣
本書は、みなさんご存じ、お笑い芸人キングコングの西野亮廣氏が手掛けた書籍です。
彼の作品である『えんとつ町のプペル』をメガヒットさせたカラクリや、
西野氏自身のお金の集め方や使い方、考え方について書かれています。
クラウドファンディングで国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達し、絵本『えんとつ町のプペル』を作り、30万部突破のメガヒットへと導いた天才クリエイターが語る、“現代のお金の作り方と使い方”と最強の広告戦略、そして、これからの時代の働き方。
引用元:Google Books
それでは早速、書評していきます。
お金を稼ぐな。信用を稼げ。
有名な話だから知っている方もいるかもしれませんが、
西野氏の代表作である絵本『えんとつ町のプペル』の制作費用は、
クラウドファンディングで集めたものです。
絵本の制作費を集めるときと、絵本を知ってもらうための個展を無料開催するために行いました。
集まった合計支援額は5,650万円4,552円、支援者は9,550人。
すごいですよね。
これだけ集まった理由ですが、西野氏が有名人だから、というわけではありません。
「お金とは何か？」
「クラウドファンディングとは何か？」
結論から言うと、
「お金」とは信用を数値化したもの。
クラウドファンディングとは信用をお金化するための装置です。
つまり、西野氏には絵本の売り上げをあげることができるという信用があったから、
クラウドファンディングで資金を調達することができたのです。
西野氏はお世辞にも芸人としての好感度が高いわけではありません。
ですが、「好感度」と「信用」は全く別物です。
つまりお金を調達したければ好感度ではなく、信用を稼ぐべきということが言えます。
では、どうやって西野氏は信用を稼いだのか？
タレントとして信用を勝ち取るために、まずは「嘘をつかない」ということを徹底したそうです。
仕事だからといってマズイ飯を「美味い」とは言わない。
それが、「美味い」と言わなければいけない現場だとしたら、そもそも、そんな仕事を受けない。
確かに、タレントさんがどんなに美味しいとテレビで発言していても、
現代では、すぐにSNSで実際に食べに行った人の感想を見ることができます。
それで、実際には美味しくなかったとでも書いてあれば、すぐにそのタレントさんの信用は失うでしょう。
とはいえ、そのタレントさんも嘘をつきたくて、ついたのではないでしょう。
嘘は「感情」でつくのではない。「環境」によって嘘をつかされる。
だから西野氏は、嘘をつかざるを得ない環境にあるグルメ番組のオファーをすべて断っているそうです。
信用を失わないために気を付けていることはわかりました。
では、西野氏の考える信用の稼ぎ方は何なのでしょう。
大事なのは、「自分の意思を明確に表明する」ということだそうです。
嘘をつかずに、言いたいことは言える。そういう環境づくりこそが信用を稼ぐためには重要なことなのです。
まとめ・感想
『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』いかがでしたでしょうか？
本書では、上記以外にも、
- 『信用』の獲得手段
- クラウドファンディングの小技
- 『えんとつ町のプペル』を売るための戦略
などなど見どころが満載です。
あなたに、なにか売りたいものがあるのなら。本書が参考になるのではないでしょうか。
ぜひ一度読んでみてください。